2021-01-03
二つの作品の解説
同じモチーフですが、テーストの違う二つの作品について解説します、
作品1

A4サイズ水彩、制作時間3時間
細部まで描き込もうと筆を入れる回数が増えました、
重ねすぎた絵具が濁っています、
3時間格闘した結果、フレッシュさが消え、妙にこじんまりとした作品になりました、
良くも悪くもないどこにでもあるつまらない作品です、
作品2
A4サイズ水彩、制作時間30分
ペンキ用の刷毛並みの大きな筆で全体をガツガツ形づくりをします、
筆運びのスピードは重要です、
乾いたら徐々に細い筆に移行し細部を決めます、
重ねても2回までと意識しました、
3回以上重ねると濁りまじめます、
フレッシュさがあり、透明水彩らしい作品になりました、
ポイント
①大きな筆で全体を刻む
②筆運びはすばやく
③重ねても2回まで
総括
水彩の上達のコツは、水彩の特性を知ることです、
デッサン、油彩のように時間をかければ良いといったものではなく、むしろ短時間でしあげなければなりません、
描き始めから細部にこだわるのでなく、勢いよく全体をおおざっぱに刻むことが大事です、
また乾燥する前に加筆するのではなく、乾燥後の状態をみて加筆するようにしてください、
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