アートマーケット事情・市場規模(世界と日本)

世界のアートマーケットは大きいが・・・
すこし古いがアートマーケットに関するデータをご紹介します、
世界のアートマーケット市場規模
4兆円(米国35.7% 英国34.5%、中国、7.7%、フランス6%、イタリア2.8%、ドイツ2.5%)
日本のアートマーケット市場規模
1000億円!
NYとロンドンにいるアーティストの数 8万人
そのうち年間1億円以上作品が売れている人は75人
年間1000万円以上の収入のある人は300人
取り扱いギャラリーはあるが他収入を得ている人は5000人
その他75000人
日本のアーティスト志願者数10万人
そのなかで欧米の現代アートで1億円以上のスターになれる人は10年に2名
国の経済力規模と比例するアートマーケットのなかで日本の場合、市場も作家のも規模は極端に小さいようです、
それにしても日本は先進国の責務として文化芸術に対する取り組み方が弱いですね、
世界ルールから逸脱している風が伺えます、
しかし、日本のアート関係者はこの事実を認識したうえで本当に一生懸命頑張っていますよ、わたしもギャラリー作家ですので、ギャラリストのご苦労はそばで見て十分知っています、
アメリカは企業が、フランスは国家がパトロン的手厚いサポートシステムがありますが、日本の場合この部分が弱いことも原因の一つと言えるのではないでしょうか、
ただアメリカに行ったからといってチャンスはあるかと言えば、そんな甘いものではなく、大リーグをイメージすればお分かりのように、スター選手が世界から集まり鎬を削っている様子からそれはそれは過酷な戦いであります、
日本にも良い作家さんはたくさんいらっしゃいますし、夢を持ち有名になろうと活動されている方は大勢います、
職業としての活躍の場は美術マーケット規模に比例するので、残念ですが美大芸大を卒業された後、年を押すごとに一人二人筆を折る人が出てくるのは現実です、
コロナ渦のなか、
このような社会になり、価値観も生活スタイルもガラっとかわりました、
変えていきたいですね、
文化芸術が経済をまわす役割の一翼になれることを願い、