日本の美術市場規模
バブル時と現在
1999年バブル時推定1兆5千億円
2019年2580億円
そのうち現代アートは1割の250億円程度
バブル時の世界美術市場が7兆5千億円ですから、バブル時の日本は世界をけん引していたといってもよいかもしれません、
画商、美術商の数は全国で3000件、銀座に300以上
作家約4万人(美術年間や美術関係団体名簿から)
うち9割以上が別に本業を持つ、
実際に流通し相場のつく日本人作家はわずか300人程度、そのなかでも現存作家は200人
いかがでしたでしょうか?
だいたいご想像どおりでしたでしょうか、
売ることを主に考えた作品づくりをしてもおもい通りにいくと思わないほうがよいでしょう、実際そうなのですから、
けど悲観しろとはいってはいません、
むしろ逆です、
わたしがプロ作家としてデビューしたのは2009年でした、青山のおしゃれなギャラリーでお話を頂き、売れなければ次は無いとの意気込みで個展に挑みました、企画ギャラリーなので経費はギャラリー持ちですから当然ですよね、
結果50万円ぐらい売上たことから面目は保った?とおもいます、
オーナーには売れることを考えなくてよい、長い目で見てあげるからとのありがたいお言葉を頂きましたが、2回、3回と個展を重ねるたび、やはり結果を残さねばとの気持ちから売れた実績のある画風の焼き直しを繰り返し出品しました、
正直描いていても面白くなっかたです、
筆は荒れていたとおもいます、
それは自分以外のひとにも伝わったとおもいます、
新しいことにもチャレンジせず停滞していました、
皆の期待を裏切り、驚かすのがアートの姿勢であるならば、わたしは失格です、
売るということはそういうことなのですよ、
売れても地獄、売れなくても地獄ということばがあります、
売れなくても、自己満足するする作品をつくるほうがよっぽどよい、
そのような経験を積んだからこそいえるのです、