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2021-03-30

アートと美術教育の関係

ひと言に美術教育とはいえど・・・

美術教育はアーティスト養成のために限ったものではありません、美術教育において身につけた個性、創造力、問題解決能力はむしろこれからの時代一般社会(会社組織)において有利に働くのではないかと考えます、

美術教育の基本としてどうしても技術的な向上を目指すうえで、ギリシャ、ローマを手本とするアカデミックなものが中心になります、

教える側としても見たものを正確に描かせることは楽です、

が、アートの本質は自由を求めることであり、今日まで、政治、宗教、戦争、経済、etcからの自由をかたちにしてきました、

当然従来の美術教育に反対する意思表示でもありました、

長年美術教育をしていくなかで、こどもたちに自由に好き勝手やりなさいといったあと、彼らの困惑した表情は忘れられません、

彼らは与えた課題に対して答えを導く訓練はされているのですが、無から何かを生む訓練はされていないのです、

好き勝手にやれるこどもは、生まれ持った才能によるところも確かにあり、美術教育においてアートを作り出すことはむつかしいかと思われるでしょう、

が、わたしは、こどもたちが私のアカデミックな教育指導を苦痛に思い、その抑圧から抜け出すために自由を求めることでも大いに良いことだと思います、

ただし西洋美術史はかならず学ばねばなりません、西洋美術史にはアートは何かといった答えがあり、自分だけの表現と思いこんだものは、既に先駆者がいたのか否か知らなければなりません、つまりあたらしいことを目指すのがアートならばまず過去を知らねばならないのです、

まずは技術向上、同時に歴史を学び、そのあと自分はどこに向かうのか自分で考える、

そのような美術教育をしていきたいと思います、

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