2021-04-07
抽象

抽象とはリテラシーが定まっておらず、観衆のみならず教育機関も対応が曖昧である。いま評価の高い作家もこの先も高止まりが約束される保障もない。
どの分野でも『先端』とはそのようなものであろう。
抽象とはまるで雲である。
変化する雲のながれから心の琴線に触れた瞬間を掴む。“
偶然の瞬間”掴めたつもりが手を開けば中は空っぽ。
「あれはなんだったのだ?」そして同じ行動を繰り返す。
何度も何度も繰り返す。
そのうち自分がほしい“偶然の瞬間“はこれではないことに気付く。
そしてまた永遠繰り返す。
アーティストに必要な第1条件は審美眼であることはいうまでもない。
もちろんこの先何があってもやめない姿勢が条件であるが。
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