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2021-04-28

売れるも地獄 売れぬも地獄

ひとつの作品を作り上げたアーティストはそれを分配せねばならない。

それはひとびとを作品に近づけるメカニズムを発見するということだ。

そのメカニズムは作品にかけた時間とお金の投資を払い戻ししてくれる。

多くの作品は制作されたのち制作者がしまい込んだり、公衆から無視されていたりする。

とはいえ十分に発達したアートワールドは分配システムを提供するのである。

それがアート作品を公衆に運ぶ。

こうして分配システムがその社会の経済システムに統合する。

一般的には専門的な仲介業者がその仕事をするのであるが、仲介業者の利害の関心はアーティストの利害関心とは異なる。

分配業者は商売をしているので、「クリエイティブ」美点とは異なる商売の安定したシステムに合理化した作品の生産を求める。

アーティストは同列に扱えない作品を作りたいと思っていても、多くのアーティストは分配の利益を得たいのでシステムから外すことはない。

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